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「おいで」と呼んで、こちらに来てくれたら、嬉しいですよね。
でも、「おいで」と呼んでも来てくれない・・・ということをよくお聞きします。
何で呼んでも来ないのか?について、今回はお話しします。
なぜ、「おいで」で来ないのか?
「おいで」!!と呼んでニッコリ笑顔でこちらに向かって来る愛犬を見ると、
可愛くて、抱きしめたくなるくらい愛おしいですよね。
なぜ、呼んでもこないのか?ですが、
おいでで来ない時の理由としては、
🍂一つ目は、いじけた!(拗ねた)感じです。
例えば、うちでも、すみれと遊んでいる時に、くうが、すみれだけ~?みたいな顔をして、
こっちを見ていたりします。嫉妬の表情・・・💧
その後、「くうも、おいで!」と言ってもなかなか来ないのです。フン(-_-メ)って感じです。拗ねた・・
これも、少し時間を置くと、大御所登場!!みたいなタイミングで、こちらに来たりするので、
よっ!!来たね!とか言って、テンションを上げながら、それはそれで、遊んだりしています。
ツンデレ、くうさんです。
🍂二つ目は、匂いを嗅ぐことに集中していたり、興奮して、他の人や、他の犬に集中してしまっている時です。
物事に集中している時って、人の声が聞こえなかったりしますよね。そんな時です。
ロックオン(凝視)し続けている時に、言葉を言っても聞こえていないのは、この為です。
🍂三つ目は、近くには来るけれど、逃げてしまうというタイプ。
これは、過去の経験が関係しています。
例えば、苦手なブラッシングやお手入れをする時、また気持ちよくリードをつけるトレーニングもなくて、
無理無理つけようとする前に、「おいで」と呼んでいることはないでしょうか?
先ほどのように、嫌なことをしそうだぞ!という思いが、「おいで」の言葉とセットになって、来ないことが多いのです。
私達も、嫌なことがあるとわかっているところに、あえて行くのは嫌だなあ~と思います。同じですよね。
これについては、トレーニングが必要です。
「おいで」で来るようにするには。
経験からすると、おいでで来ない愛犬は、何度呼んでも、無視をして来ないことが普通になってしまっているケースが多いです。
こんな場合は、少しでも振り向いたら褒めるから始めて、おやつをあげたり、おもちゃで遊んであげたりします。
来たら良い事がある!と理解させます。どんどんこちらに近づいてもらいます。
トレーニングにお伺いしていても、レッスンの最初は、おいでで固まっていた愛犬が、終わるころには、どんどん来るようになった事例が、たくさんあります。
近づくけれど、捕まえられることが嫌で逃げてしまう犬は、
追いかけて、捕まえるということはやめます。
手の印象が悪くなっていることが多いので、まずは、手にいい印象をもってもらうトレーニングをします。
手の方に近づけば、褒めて、おやつやおもちゃをあげます。
抱っこをすれば、リードもつけやすいので、抱っこをしたいところですが、
抱っこを、無理やり引っ張るなどしてしてしまうと、次回からいち早く逃げるようになってしまい、
追いかけっこになります。お互いに納得してなくて、たまたま捕まった時に抱っこされるという感じなので、
ストレスはたまります。無理にすることを繰り返すと、噛みにつながっていく可能性もあります。
できるだけ、毎日少しの時間でいいので、おいでからの抱っこにも慣れてもらい、褒めていくトレーニングが必要です。
並行して、おいでと言ってから、膝の上に乗って寛いでもらうこともしていきます。
膝の上には、犬の方から来ますよ!という事もお聞きしますが、おいでと言ってから来るようにしていきます。
膝の上だと抱っこもしやすくなるかと思います。
おやつをもらって、すぐにどこかに行ってしまう犬もいますが(食い逃げ状態です💧)
これも、じっとしていたら、何かされるのではないかと思っていることが多いので、
おやつをあげるときに、少しキープできるようにしばらくおやつをなめさせます。
信頼関係を、取り戻すトレーニングです。
手にいい印象をもってもらうトレーニングも、抱っこをして終わるトレーニングも、
おやつがあるから来るんでしょ!と思われるかもしれませんが、おいでが定着するまでは、
ご褒美はさぼらずあげます。褒める言葉もお忘れなくです。
この積み重ねで、楽しいことが待ってると思えば、ちゃんと来るようになります。
「おいで」は、褒められたり、良い事がある時に、使うようにはしたいです。
最後に
くうも、いいお歳になりました。
トレーニングをしている時に、私の声が聞こえていれば、耳が動きます。
何度か言ってみて、耳が動かなければ、聞こえていない可能性もあります。
もしかして、体調が悪くて動かないのかな?という場合もあります。
普段のコミュニケーションで、いつもと違うことがわかることがたくさんあるので、
愛犬と、毎日のふれあいも兼ねたトレーニングを、ぜひやってみてください。